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薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業No.4(2024年)【日本医療機能評価機構】

ニュースの要点

日本医療機能評価機構は5月10日、薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の「共有すべき事例2024年No.4」を公表した。

  1. 空腹時に服用する薬剤の用法:ビラノア錠20mg[疑義照会・処方医への情報提供]
    • 空腹時に服用する必要がある薬剤が処方された際、薬剤師は薬剤の特性を考慮したうえで、患者の生活状況を確認し服薬時点の妥当性を検討することや、必要に応じて患者の生活状況に合わせた適切な服用時点を処方医に提案することが重要である。
    • 一般的に、「空腹時服用」は食事の1時間前から2時間後までを避けて服用することを指すが、製剤によっては服薬前後に食事を避ける時間が異なるものもある。食事の影響を受ける薬剤をリストアップし、その特性を薬局内で共有しておくことが望ましい。
    • 患者の服薬コンプライアンス・アドヒアランスを維持するため、空腹時に服用する必要がある薬剤を交付する際は患者に服用する時点を伝えるだけではなく、「食事の影響を受けるため空腹時に服用する必要がある」という理由を説明することが重要である。患者の理解を促すため、製薬企業が提供する患者説明用資材などを活用することは有用である。
  2. 支持療法のステロイド剤の継続:ザイティガ錠[疑義照会・処方医への情報提供]
    • 本事例は、ザイティガ錠がニュベクオ錠に変更された際、ザイティガ錠の副作用の発現率と重症度を軽減するために処方されていたプレドニゾロン錠の服用について処方医に確認する必要があることに気づいた薬剤師が、患者に残薬の有無を確認したうえで処方医に疑義照会を行った事例。
    • 患者が適切で安全な薬物療法を受けられるよう、薬剤師は日頃から自己研鑽に励み、最新の治療や薬剤に関する情報を入手し、薬学的知見を広めておくことが望まれる。
    • 患者が継続して服用している薬剤が変更になる際、薬剤師は、服用している薬剤の内容や残薬数を確認し、薬剤を安全に切り替えることができるよう支援を行うことが重要である。
    • 本事例では疑義照会を行った結果、プレドニゾロン錠の服用が中止になったが、プレドニゾロンの投与を中止する際はプレドニゾロン漸減法を行うことがある。プレドニゾロン漸減法はプレドニゾロンの投与期間などにより異なるため、患者の状態に応じ、処方医の判断により減量幅、期間などの調整を行うことに留意する。

詳細は以下の資料をご確認ください。

出典:日本医療機能評価機構ホームページ
https://www.yakkyoku-hiyari.jcqhc.or.jp/pdf/sharing_case_2024_04.pdf

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