ニュースの要点
厚生労働省は9月16日、エムポックス(クレードⅠb)の感染が確認されたことを公表した。
海外渡航歴のある女性1名について、発疹等の症状を示し、検査の結果、エムポックス(クレードⅠb)の感染が確認されたことが、神戸市から公表された。
エムポックスは、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114号)において、四類感染症に位置付けられており、同法第12条の規定に基づく医師の届出義務の対象となっている。
これまで日本国内において、エムポックスの患者は254例確認されていたが(令和7年9月12日時点)、クレード(Ⅰb)ウイルスによる感染は確認されておらず、本事例は国内で初めてエムポックス(クレードⅠb)と報告された患者となる。
※令和5年5月26日に、感染症法上の名称が「サル痘」から「エムポックス」に変更された。

