ニュースの要点
日本薬剤師会は2月25日、薬局での対人業務におけるカスタマーハラスメント(カスハラ:顧客等からの著しい迷惑行為)が深刻な社会問題となっていることを踏まえ、防止啓発ポスターを作成したと発表した。ポスターデータは、日本薬剤師会公式ホームページからダウンロードが可能となる。
厚生労働省が令和6年5月に公表した「令和5年度 職場のハラスメントに関する実態調査」報告書によると、過去3年間に勤務先でカスハラを経験した労働者の割合は約1割に上る。
医療・介護分野も例外ではなく、薬局での薬剤師等へのカスハラも報告されており、日本薬剤師会が令和6年9月に行った調査では、弁護士や専門窓口に相談したいと思った苦情・クレームが、過去2年間に約3割の薬局で発生していた。
引き続き日本薬剤師会では、サービスを受ける側・提供する側がお互いに尊重される社会を目指し、活動を行っていくとした。

(https://www.nichiyaku.or.jp/files/co/page/harassmentfromcustomers/jpaposter_harassmentfromcustomers.pdf)