ニュースの要点
三和化学研究所は7月1日、『経皮吸収型鎮痛・抗炎症剤』ロキソプロフェンNaパップ100mg「三和」について、本製品と同様の製造販売承認内容で製造している他社製造販売品の長期安定性試験(27ヵ月目)において、放出性が承認規格に適合しない結果が得られ、本製品においても、放出性が承認規格に適合しない可能性があるため、使用期限が残存している全てのロットを自主回収(クラスⅡ)と公表した。
本件は、長期安定性試験における放出性の低下による承認規格不適合です。放出性が低下することにより吸収性が低下し、期待される性能が十分に発揮されない可能性が考えられるが、安全性に影響する可能性は低いと考えられることから、本件に起因する重篤な健康被害が発生するおそれはまずないと考えているとしている。