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名称類似による薬剤取り違えについて【PMDA】

ニュースの要点

医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、一般名とブランド名類似、ブランド名類似による薬剤取り違え事例報告されていることから、PMDA医療安全情報を改訂し注意喚起した。

  1. 一般名が類似する医薬品について
    • 薬局が、「【般】一硝酸イソソルビド錠20mg」の処方箋を受け付け、「アイトロール錠(一硝酸イソソルビド:狭心症治療薬)」を調剤すべきところ、「フランドル錠(硝酸イソソルビド:虚血性心疾患治療薬)」と取り違え、調剤・交付した。
      • point~安全使用のために~
        • 一般名が類似する医薬品が存在することを認識した上で名称を確認しよう。
        • 一般名が類似する医薬品の情報について施設内で共有し、注意喚起を行う。
  2. 同じ有効成分でも効能・効果等が異なる注意すべき薬剤
    • 「【般】サラゾスルファピリジン腸溶錠(抗リウマチ剤)」が処方された。患者への聞き取りで、関節リウマチの診断はなく潰瘍性大腸炎であることが判明した。処方医に疑義照会したところ、「【般】サラゾスルファピリジン錠(潰瘍性大腸炎治療剤)」に変更となった。
      • point~安全使用のために~
        • 同じ有効成分でも効能・効果、用法・用量等が異なる製剤がある。
        • 一般名処方をする際や代替薬の検討・提案時、調剤・監査時には最新の添付文書の「販売名」、「一般的名称」とともに「4.効能又は効果」、「6.用法及び用量」等を見て適切な処方内容であるか確認しよう。
出典:医薬品医療機器総合機構ホームページ
https://www.pmda.go.jp/files/000272093.pdf

名称類似による薬剤取り違えについて(その2)~ 一般名とブランド名類似、ブランド名類似 ~ 医薬品医療機器総合機構
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