ニュースの要点
「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会(第39回)」が6月20日に、「改訂ガイドラインに基づく取引実態の状況及び単品単価交渉の実施状況について」などを議題として開催された。
目次
実態把握の概要
令和6年度の流改懇での議論を踏まえ、医薬品卸8社の協力を得て、アンケート等により実態を把握した。


- カテゴリーごとの単品単価交渉実施状況について
基礎的医薬品などの別枠品ごとの単品単価交渉の実施率については、概ね80%程度の実施率であり、新薬創出等加算品については70%程度の実施率となっている。- 基礎的医薬品は79%
- 安定確保医薬品(カテゴリーA )は80%
- 不採算品再算定品は79%、血液製剤は84%
- 麻薬、覚醒剤及び覚醒剤原料は81%
- 新薬創出等加算品は68%

- 交渉形態ごとの単品単価交渉率について
個別交渉の場合は単品単価交渉率が95%と高値であるのに対して、本部等との一括交渉の場合の単品単価交渉率は34%となっている。交渉形態の割合は、個別交渉が23%、本部等との一括交渉が77%となっている。- 卸と医療機関・薬局が「個別交渉」している場合95%
- 卸と医療機関・薬局の法人・グループの本部等が「一括交渉」している場合34%(うち価格交渉を代行する者と交渉している場合15%)


