ニュースの要点
厚生労働省は9月30日、「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向令和5年度4月~5月号」を公表した。
目次
4月の概要
- 令和6年度4月の調剤医療費は 6,928 億円(伸び率(対前年度同期比。以下同じ)+5.6%)で、処方箋1枚当たり調剤医療費は 9,304円(伸び率▲0.5%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が 1,913 億円(伸び率+6.1%)、薬剤料が 5,001 億円(伸び率+5.4%)、薬剤料のうち、後発医薬品が 959 億円(伸び率+2.5%)であった。 - 薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋 1 枚当たり薬剤料 5,239 円(伸び率▲1.4%)を、処方箋1枚当たり薬剤種類数、1 種類当たり投薬日数、1 種類 1 日当たり薬剤料の3要素に分解すると、各々2.81 種類(伸び率▲0.3%)、28.0 日(伸び率▲0.2%)、67 円(伸び率▲1.0%)であった。
- 内服薬の薬剤料 3,901 億円(伸び幅(対前年度同期差。以下同じ。)+173 億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのはその他の代謝性医薬品の742 億円(伸び幅+38 億円)で、伸び幅が最も高かったのは化学療法剤の+42 億円(総額 183 億円)であった。
5月の概要
- 令和6年度5月の調剤医療費は 6,728 億円(伸び率(対前年度同期比。以下同じ)+3.3%)で、処方箋1枚当たり調剤医療費は 9,122円(伸び率+1.3%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が 1,873 億円(伸び率+2.5%)、薬剤料が 4,841 億円(伸び率+3.6%)、薬剤料のうち、後発医薬品が 914 億円(伸び率+0.3%)であった。 - 薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋 1 枚当たり薬剤料 5,117 円(伸び率+0.6%)を、処方箋 1 枚当たり薬剤種類数、1 種類当たり投薬日数、1 種類 1 日当たり薬剤料の3要素に分解すると、各々2.80 種類(伸び率+0.1%)、26.9 日(伸び率+1.5%)、68 円(伸び率▲1.0%)であった。
- 内服薬の薬剤料 3,775 億円(伸び幅(対前年度同期差。以下同じ。)+96 億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのはその他の代謝性医薬品の723 億円(伸び幅+33 億円)で、伸び幅が最も高かったのはその他の代謝性医薬品の+33 億円(総額 723 億円)であった。