ニュースの要点
厚生労働省は11月29日、「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向令和6年度8月号」を公表した。
〇概要
- 令和6年度8月の調剤医療費(電算処理分に限る。)は6,853億円(伸び率(対前年度同期比。)▲1.8%)で、処方箋1枚当たり調剤医療費は9,724円(伸び率▲0.8%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,832億円(伸び率+1.0%)、薬剤料が5,007億円(伸び率▲2.8%)、薬剤料のうち、後発医薬品が913億円(伸び率▲3.3%)であった。 - 薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋1枚当たり薬剤料5,565円(伸び率4.1%)を、処方箋1枚当たり薬剤種類数、1種類当たり投薬日数、1種類1日当たり薬剤料の3要素に分解すると、各々2.81 種類(伸び率+0.1%)、28.1 日(伸び率+2.4%)、71 円(伸び率▲6.4%)であった。
- 内服薬の薬剤料3,922億円(伸び幅(対前年度同期差。以下同じ。)▲213億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは39 その他の代謝性医薬品の748 億円(伸び幅+13 億円)で、伸び幅が最も高かったのは52 漢方製剤の+25 億円(総額155億円)であった。