ニュースの要点
厚生労働省は6月5日、「最近の調剤医療費（電算処理分）の動向令和6年度1月号」を公表した。
概要
- 令和６年度１月の調剤医療費は6,987億円（伸び率+2.9％）で、処方箋１枚当たり調剤医療費は9,547円（伸び率+0.6％）であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,926億円（伸び率+5.8％）、薬剤料が5,048億円（伸び率+1.8％）、薬剤料のうち、後発医薬品が1,024億円（伸び率+7.3％）であった。 - 薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋1枚当たり薬剤料5,335円（伸び率▲2.1％）を、処方箋1枚当たり薬剤種類数、1種類当たり投薬日数、1種類1日当たり薬剤料の３要素に分解すると、各々2.86 種類（伸び率+1.6％）、26.8 日（伸び率+0.6％）、70 円（伸び率▲4.2％）であった。
- 内服薬の薬剤料3,904億円（伸び幅（対前年度同期差。以下同じ。）+6億円）を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは 39 その他の代謝性医薬品の 738 億円（伸び幅+21 億円）で、伸び幅が最も高かったのは 52 漢方製剤の+32 億円（総額157億円）であった。
- 処方箋1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では9,547 円（伸び率+0.6％）で、最も高かったのは北海道（11,406円（伸び率▲0.8％））、最も低かったのは佐賀県（8,365円（伸び率+3.5％））であった。また、伸び率が最も高かったのは福岡県（伸び率+3.9％）、最も低かったのは石川県（伸び率▲2.1％）であった。
