紅麹問題の原因物質はプベルル酸【厚労省】
ニュースの要点
厚生労働省は9月18日、「第1回 紅麹関連製品に係る事案の健康被害情報への対応に関するワーキンググループ」を開催し、小林製薬の紅麹含有製品による健康被害発生の原因調査結果を公表した。腎障害の原因物質として、プベルル酸以外に検出された2種類の「化合物」を特定し、腎障害を引き起こさないことが動物実験(ラット)で確認されたとして、原因物質はプベルル酸であったことが推定されるとの結論を出した。
判明している事実
- 令和5年7月以降に出荷された製品にプベルル酸が含まれること。
- 動物実験等により、プベルル酸が、近位尿細管変性・壊死等の腎障害を引き起こすこと。
今後の対応
プベルル酸が腎障害を引き起こすことが確認されたことから、科学的な情報を引き続き収集しつつ、同一の事案の発生を防止するための食品衛生法上の措置(規格基準の策定や衛生管理措置の徹底)を検討する。
厚生科学審議会食品衛生監視部会機能性表示食品等の健康被害情報への対応に関する小委員会第1回紅麹関連製品に係る事案の健康被害情報への対応に関するワーキンググループ 配付資料 厚生労働省(2024年9月18日)
※時間の経過とともに、出典元の資料が閲覧不可能になった場合は、リンクで飛べなくなります。ご了承ください。