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経口抗菌薬の在庫逼迫に伴う協力依頼【厚労省】

ニュースの要点

厚生労働省は5月31日、「経口抗菌薬の在庫逼迫に伴う協力依頼」とする事務連絡を発出した。経口セフェム系抗菌薬の一部の品目において供給が停止したため、供給不安報告及び供給状況報告が相次いでおり、経口抗菌薬の安定供給に支障が生じている。

経口セフェム系抗菌薬の製造販売業者に対しては増産の対応を依頼しているが、安定的に供給されるには一定の期間を要することとなる。

経口抗菌薬が真に必要な患者に、円滑に供給できる状況を維持することが重要である一方で、医薬品の配分は過去の流通・販売実績に応じて行われることが多いため、経口抗菌薬の適正使用を遵守してきた医療機関ほど大きな影響を受けることが懸念され、このような状況について、医療機関、薬局及び医薬品卸売販売業者等に対して周知するとともに、限られた医療資源を必要な患者に適切に供給できるよう、経口抗菌薬が安定的に供給されるまでの間、下記についての周知を依頼した。

  1. 医療機関及び薬局におかれては経口抗菌薬について、返品が生じないよう、剰な発注は厳に控えていただき、当面の必要量に見合う量のみの購入をお願いしたいこと。
  2. 医療機関及び薬局におかれては、経口抗菌薬について、細菌感染症等が疑われる患者へ限定した適正使用を、引き続き努めていただきたいこと。
  3. 薬局におかれては、処方された経口抗菌薬について、自らの店舗だけでは供給が困難な場合であっても、系列店舗や地域における連携により可能な限り調整をしていただきたいこと

詳細は以下の資料をご確認ください。
※時間の経過とともに、出典元の資料が閲覧不可能になった場合は、リンクで飛べなくなります。ご了承ください。

出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/content/001259615.pdf

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