ニュースの要点
厚生労働省は4月18日、「令和6年度第1回厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会」を開催し、次期制度改正に向けた検討のテーマについて、検討規定に基づき、改正法の施行状況を踏まえた更なる制度改善に加え、人口構造の変化や技術革新等により新たに求められる対応を実現する観点から、以下の4つのテーマを中心に検討を進めることなる。
テーマ(案)
- ドラッグロスや供給不足などの医薬品等へのアクセスの課題に対応した安全かつ迅速な承認制度の確立
- 新技術による医薬品等にも対応したリスクに基づく市販後安全性対策の強化、法違反事例を踏まえた更なる法令遵守や品質確保の取組の実施
- 国民からの信頼性確保に向けた体外診断用医薬品・医療機器の規制の見直し
- 少子高齢化やデジタル化の進展等に対応した薬局・医薬品販売制度の見直し議論の整理を踏まえ、秋以降、更に検討を行い、年内を目途に意見の取りまとめ予定。