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認知症の危険因子と運動による予防【国立長寿医療研究センター】

ニュースの要点

国立長寿医療研究センターは4月23日、「健康長寿ラボ」にて、「認知症の危険因子と運動による予防」を分かりやすく解説した。

認知症の危険因子(抜粋)

認知症のリスクとして、加齢や遺伝性のものがあり、これらを変えることは困難ですが、2020年の医学誌の報告では生涯を通じて危険因子となる、教育期間の短さ、高血圧、肥満、難聴、喫煙、うつ病、運動不足、社会的孤立、糖尿病、過度の飲酒、頭部外傷、大気汚染の12項目の危険因子を修正できれば、認知症の40%は予防や進行を遅らせることができると報告されています。

運動による予防(抜粋)

このような危険因子をみると、生活習慣病予防が認知症対策にもなることがわかるかと思います。生活習慣病予防で効果的なのが運動です。運動というと敬遠される方がいるかもしれませんが、散歩や自転車に乗る、屋内の掃除、介護等の生活活動も含めた身体活動でも有効です。

身体活動の増加でリスクを低減できるものとして糖尿病・循環器疾患等に加え、がんやロコモティブシンドローム、認知症などが挙げられていることから、健康寿命の延伸のために、このような基準を参考に、自らが出来る範囲で身体を動かしてみてはいかがでしょうか。

認知症の危険因子と運動による予防 国立長寿医療研究センター(2024年4月23日)
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