ニュースの要点
厚生労働省は、3月を「自殺対策強化月間」として、自殺防止に向けた集中的な啓発活動を実施してるが、関係府省庁、自治体、関係団体における、令和5年度の取り組みをまとめ公表した。
昨年の自殺者数は、暫定値で総数が21,818人、小中高生の自殺者数が507人となりいずれも高い水準となっている。
自殺対策強化月間では、電話やSNSによる相談支援体制の拡充や、主に中高年層やこども・若者に向けたポスターや動画による相談の呼びかけなど、集中的な啓発活動を実施する。
引き続き、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、自殺対策を推進してくとしている。
また、自殺に関する報道は、その報じ方によっては自殺を誘発する可能性があるため、各メディアへ、WHOの『自殺報道ガイドライン』を踏まえた報道を行うように、自殺対策への協力を依頼した。