ニュースの要点
日本医療機能評価機構は11月2日に、「薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業」の第25回報告書(今年(2021年)1-6月が対象)を公表した。
第25回報告書では、2021年1月1日から6月30日までに報告された事例を取りまとめ、集計結果、分析テーマおよび事業の現況を掲載している。
第25回報告書の分析テーマ
- 抗がん剤に関する疑義照会や処方医への情報提供を行った事例
- 薬剤交付後の患者の状況をもとに処方医へ情報提供を行った事例
※各分析テーマでは、報告件数を集計し、報告された薬剤などについて分析し、主な事例の内容や薬局から報告された改善策や取り組みを紹介している。 また、分析テーマごとに、代表的な事例と過去に報告された類似事例、事例のポイントをまとめた「事例から学ぶ」を掲載している。
集計期間は2021年1月1日~6月30日であるが、この期間中の報告件数は55,759件ときわめて多く、全報告事例を詳細に検討することは困難であったため、2021年1月~3月の3ヶ月間に報告された事例を対象として分析を行ったとしている。
本事業への参加薬局数は、 2021年6月末の時点で41,948施設となっている。
参考資料