ニュースの要点
日本骨代謝学会と日本骨粗鬆症学会は7月19日、エルデカルシトールおよびアルファカルシドール供給不足に伴う、骨粗鬆症患者への対応に関する提言を公表した。
アルファカルシドールは副甲状腺機能低下症や腎不全に伴う続発性副甲状腺機能亢進症、くる病・骨軟化症患者において必要度の極めて高い薬剤であるため、これらの疾患の患者に対するアルファカルシドールの供給を確保するために最大限の努力を払うことが必要となる。したがって、エルデカルシトール供給不足の代替策として、骨粗鬆症患者への処方をアルファカルシドールに切り替えることは避けるべきであるとし、両薬剤の供給が回復するまでの間の対応策が両学会から提案された。