ニュースの要点
厚生労働省は5月22日、「第13回 後発医薬品の安定供給等の実現に向けた産業構造のあり方に関する検討会」を開催し、本検討会における計13回にわたる議論の結果を報告書として取りまとめ公表した。
目次
はじめに
- 後発医薬品の安定供給等の実現に向けた産業構造のあり方に関する検討会は、後発医薬品産業を安定供給が確保された産業構造として再構築するため、産業の在るべき姿、その実現に向けた産業政策について幅広い議論を行うため開催されたものとなる。
- 本検討会における計 13 回にわたる議論の結果をとりまとめ、報告する。
政府においては、当該報告を踏まえ、必要な政策の検討を速やかに行い実施することを期待する。そして、後発医薬品を扱う企業各社においても、後発医薬品産業界全体としても、国民医療の基盤たる産業として、品質の確保された医薬品を安定的に供給する社会的責任を自覚し、将来にわたって持続可能な企業、産業となるよう、自ら率先して産業構造改革に取り組むことを期待する。
後発医薬品産業の在るべき姿
- 品質の確保された医薬品を安定的に供給できるよう①製造管理・品質管理体制の確保、②安定供給能力の確保、③持続可能な産業構造の実現を目指す
- 5年程度の集中改革期間を設定して、実施できるものから迅速に着手しつつ、供給不安の早期の解消と再発の防止を着実に実施
対策の方向性
- 製造管理・品質管理体制の確保
- 安定供給能力の確保
- 持続可能な産業構造
- 企業間の連携・協力の推進