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コロナ後遺症患者、8.5%が深刻な支障があると回答【国立国際医療研究センター】

ニュースの要点

国立国際医療研究センター(NCGM)は7月1日、「オミクロン株(BA.5系統)流行期のCOVID-19感染後の罹患後症状の頻度とリスク要因の検討」とする研究成果を発表した。

研究成果のポイント

  • 感染者における罹患後症状の頻度は11.8%と、非感染者での2か月以上続く同様の症状の頻度と比べて約2倍高いことがわかった。
  • 味覚障害、筋力低下、嗅覚障害、脱毛、ブレインフォグ(※2)、集中力低下が感染者に特徴的な症状として見出された。
  • 女性、基礎疾患のある人、COVID-19の重症度が高かった人では罹患後症状の頻度が高い一方、感染前にワクチンを接種した人では罹患後症状の頻度が低いことがわかった。
  • 罹患後症状がある人においては、感染から約半年経過後も8.5%が日常生活に深刻な支障があると回答した。

※この結果から、オミクロン株流行期の軽症者を中心とする一般集団においても、COVID-19による罹患後症状が、より長引くことが示された。

オミクロン株(BA.5系統)流行期のCOVID-19感染後の罹患後症状の頻度とリスク要因の検討 国立国際医療研究センター(2024年7月1日)
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