ニュースの要点
厚生労働省は7月27日に、「コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン(遺伝子組換えサルアデノウイルスベクター)(バキスゼブリア筋注)の『使用上の注意』の改訂について」を発出した。
改訂の内容は、因果関係は明らかでないが、接種後に手足の浮腫、低血圧、血液濃縮、低アルブミン血症などを呈する「毛細血管漏出症候群」が報告されていることから、「毛細血管漏出症候群の既往歴のある者」を接種不適当者とすること。
また、関連性は確立されていないが、本剤接種後に、非常にまれにギラン・バレー症候群が報告されているので、被接種者に対しては、ギラン・バレー症候群が疑われる症状(四肢遠位から始まる弛緩性麻痺、腱反射の減弱ないし消失等)が認められた場合には直ちに医師等に相談するよう、あらかじめ説明することとしている。