ニュースの要点
厚生労働省は5月9日、「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向令和6年度12月号」を公表した。
概要
- 令和6年度12月の調剤医療費は7,766億円(伸び率+4.3%)で、処方箋1枚当たり調剤医療費は9,387円(伸び率▲0.5%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が2,165億円(伸び率+7.1%)、薬剤料が5,587億円(伸び率+3.3%)、薬剤料のうち、後発医薬品が1,121億円(伸び率+5.9%)であった。 - 薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋1枚当たり薬剤料5,207円(伸び率▲2.7%)を、処方箋1枚当たり薬剤種類数、1種類当たり投薬日数、1種類1日当たり薬剤料の3要素に分解すると、各々2.85 種類(伸び率+1.7%)、26.5 日(伸び率▲2.6%)、69 円(伸び率▲1.8%)であった。
- 内服薬の薬剤料4,308億円(伸び幅+85億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは39 その他の代謝性医薬品の807億円(伸び幅+11 億円)で、伸び幅が最も高かったのは62 化学療法剤の+44 億円(総額316億円)であった。
- 処方箋1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では9,387円(伸び率▲ 0.5%)で、最も高かったのは福井県(11,282円(伸び率+4.7%))、最も低かったのは佐賀県(8,208円(伸び率+1.0%))であった。
また、伸び率が最も高かったのは福井県(伸び率+4.7%)、最も低かったのは大分県(伸び率▲2.0%)であった。



(https://www.mhlw.go.jp/topics/medias/c-med/2024/12/dl/gaiyou.pdf)