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緊急避妊薬ノルレボのスイッチOTC化を了承【厚労省】

ニュースの要点

厚生労働省は8月29日、「薬事審議会要指導・一般用医薬品部会」を開催し、緊急避妊薬のノルレボ(一般名レボノルゲストレル)について、スイッチOTC化を了承した。

目次

承認条件

  1. 承認後、少なくとも3年間の安全性等に関する製造販売後調査を実施すること
  2. 適正使用を確保するため、必要な条件を満たした薬局または店舗販売業の店舗において、緊急避妊薬の取り扱いに係る研修を修了した薬剤師によってのみ販売または授与されるよう、特別な措置を講じること

留意事項通知で規定する内容

  • 本剤を販売・授与する薬剤師は、必要な研修を修了した上で、販売・授与する旨を厚生労働省に申告すること。なお、厚生労働省は当該内容を踏まえ、必要な情報を厚生労働省のHPにて公表すること。
  • 製造販売業者は、以下の全てを満たす薬局等であることを確認した上で、本剤を卸すこと。
    1. 必要な研修を修了し、厚生労働省のHPにて掲載されている薬剤師が勤務していること
    2. プライバシーへの十分な配慮等に対応できるような体制を整備していること
    3. 近隣の産婦人科医等との連携体制を構築していること
  • 16歳未満(性交同意年齢未満)の者に対する販売等における留意点

緊急避妊薬のスイッチOTC化の要件全体像

承認条件の案では、性交同意年齢未満である16歳未満の者や性暴力等の被害者等に対する販売等における留意点も示された。

出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/001552335.pdf

緊急避妊薬のスイッチOTC化について(審査等) 厚生労働省(2025年8月)
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