ニュースの要点
厚生労働省は8月29日、「令和6年度 医療費の動向」を公表した。
厚生労働省では、毎月、医療費の動向を迅速に把握するため、医療機関からの診療報酬の請求(レセプト)に基づいて、医療保険・公費負担医療分の医療費を集計した「医療費の動向」を公表している。このたび、令和6年度の集計結果がまとまり公表した。
本資料における医療費は、速報値であり、労災・全額自費等の費用を含まないことから概算医療費と呼称している。概算医療費は、医療機関などを受診し傷病の治療に要した費用全体の推計値である国民医療費の約98%に相当している。
本調査は、審査支払機関(社会保険診療報酬支払基金及び国民健康保険団体連合会)から診療報酬に関する審査支払業務において集まる医療費情報の提供を受け、これらを集約することで、医療費の動向を迅速に把握し、医療保険行政のための基礎資料を得ることを目的としたものとなる。
