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薬局ヒヤリ・ハット事例報告・分析事業2026年No.2【日本医療機能評価機構】

ニュースの要点

日本医療機能評価機構は2月25日、薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の「共有すべき事例2026年No.2」を公表した。

  1. 計数間違い:モンテルカスト細粒4mg「タカタ」[調剤]
    • モンテルカスト細粒4mg「タカタ」のように7包ずつ袋に入っている薬剤は、袋を開封して調製した際に端数を袋に戻して保管すると未開封品と見分けにくくなり、本事例のような計数間違いを引き起こす恐れがある。この他にも、散剤や顆粒剤、液剤には同様の包装形態の薬剤があり、注意する必要がある。
    • 袋を開封した後に残った端数は、「袋に戻さず輪ゴムで留める」、「別容器に入れる」など未開封品と区別して管理することが重要であり、そのことを手順書に定め、遵守する必要がある。
    • 複数の分包品が袋に入った薬剤の鑑査を行う際は、開封済みの袋が混在していないかを、1袋ずつ確認することが重要である。
  2. 併用禁忌:クービビック錠25mg[疑義照会・処方医への情報提供]
    • クービビック錠は、ベルソムラ錠、デエビゴ錠に次いで2024年12月に販売開始された、国内で3番目のオレキシン受容体拮抗作用を有する不眠症治療薬である。2025年11月には4番目のオレキシン受容体拮抗薬であるボルズィ錠が販売開始された。
    • 現在発売されているオレキシン受容体拮抗薬は、いずれも主に薬物代謝酵素CYP3Aによって代謝されるため、これらの薬剤が処方された際は患者がCYP3Aを阻害する薬剤を服用していないか確認する必要がある。
    • クービビック錠、ベルソムラ錠およびボルズィ錠は、クラリスロマイシンなどのCYP3Aを強く阻害する薬剤との併用は禁忌である。一方、デエビゴ錠は併用禁忌ではないが、これらの薬剤との併用に関する注意として患者の状態を慎重に観察したうえで投与の可否を判断すること、併用する場合は1日量を減量することが添付文書に記載されている。
    • 薬剤師は適切な処方監査を行うために、薬剤を新たに採用した際に同効薬との相違点や特性などを把握することが重要である

詳細は以下の資料をご確認ください。
※時間の経過とともに、出典元の資料が閲覧不可能になった場合は、リンクで飛べなくなります。ご了承ください。

出典:日本医療機能評価機構ホームページ(https://www.yakkyoku-hiyari.jcqhc.or.jp/pdf/sharing_case_2026_02.pdf

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