ニュースの要点
5月6日、南大西洋上を航行中のオランダ船籍のクルーズ船においてハンタウイルス感染症の発生がWHOに報告された旨の報道を踏まえて、国立健康危機管理研究機構(JIHS)はハンタウイルス感染症の日本での流行の可能性についてリスク評価を公表しました。
ハンタウイルス感染症のうちハンタウイルス肺症候群は、主にげっ歯類の排泄物を含む粉じんの吸入などで感染します。発熱や咳、筋肉痛などの症状出現後、急速に進行し、死亡することがあります(死亡率は約40~50%)が、これまで日本国内では患者発生の報告はありません。
本リスク評価においては、ハンタウイルス感染症のヒト-ヒト感染はハンタウイルスの一部のウイルス種を除き報告されておらず、適切な対応(感染者と接触者の適切な管理)により伝播は抑制できることから、仮に感染した乗客が日本に入国した場合であっても、 国内でヒト-ヒト感染により感染拡大する可能性は低いことが示されています。


