ニュースの要点
厚生労働省が令和3年12月1日に、中医協診療報酬改定結果検証部会(第64回)に示した、全国の無作為に抽出した保険薬局1,500施設(有効回答数691件)の調査(保険薬局)結果では、後発医薬品の調剤に関する考えについてみると、「全般的に、積極的に後発医薬品の説明をして調剤するように取り組んでいる」(79.3%)が最も多く、次いで「患者によって、後発医薬品の説明をして調剤するように取り組んでいる」(9.3%)であった。
また、後発医薬品をあまり積極的には調剤しない場合の理由として、「患者が先発医薬品を希望するから」が65.7%で最も多く、次いで「後発医薬品メーカーの安定供給に不安があるから」(46.3%)、「近隣医療機関が後発医薬品の使用に消極的であるから」(26.1%)となった。
後発医薬品を積極的には調剤していない・調剤しにくい患者の特徴としてあてはまるもの(複数回答)をみると、「初回の受付時に後発医薬品の調剤を希望しなかった患者」が73.2%、次いで、「後発医薬品を使用していたが先発医薬品への変更を希望した患者」が66.1% 、「複数回にわたり後発医薬品への変更を説明したが、後発医薬品への変更を希望しなかった患者」が65.1%であった。