ニュースの要点
日本経済団体連合会(経団連)は2022年1月14日、提言「Society 5.0時代のヘルスケアIII~オンラインの活用で広がるヘルスケアの選択肢~」を、デジタル相兼行政改革・規制改革担当相に提出した。
各論では、「健康管理・増進」、「診療」、「調剤・服薬指導」、「手術」、「介護」、「治験」の6つを挙げている。
「調剤・服薬指導」では、「目指す姿」として、「薬局は、店舗毎の特徴を活かした機能分化・連携を強化し、対物業務の効率化を図る。薬剤師は、専門性を活かした対人業務に集中し、患者に寄り添った付加価値の高い服薬指導を実施する」としている。
「調剤・服薬指導」の具体的な提言は次の8項目となる。
- オンライン服薬指導の特例措置の恒久化
- 一包化を含む調剤外部委託の容認
- 一薬剤師当たりの処方箋40枚規制撤廃
- 薬局外からのオンライン服薬指導の容認
- オンライン服薬指導と調剤等の機能に特化した、対面機能を持たない薬局の設置・活用
- 電子処方箋の速やかな普及
- 処方箋医薬品以外の薬局医薬品や要指導医薬品のオンライン服薬指導の容認
- 一般用医薬品のインターネット販売に特化した業態の容認、他店舗や倉庫からの発送の容認