ニュースの要点
第47回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会が1月27日に開催され、HPVワクチンの「キャッチアップ接種」※開始に向けて審議された。
- 長期にわたり接種を中断している者の取扱いについて
- 交互接種について
- HPVワクチンの積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方への対応
HPVワクチンのキャッチアップ接種の基本的な考え方
- 予防接種法においては、疾病の発生及びまん延の予防という観点から、接種した場合のリスクとベネフィットを比較考量した上で、投与することでベネフィットがリスクを最も上回ると期待できる者を定期接種の対象者として定めており、HPVワクチンについては、12歳から16歳になる年度中の女子とされている。
- 一方で、キャッチアップ接種については、HPVワクチンの積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うこととなる。