ニュースの要点
厚生労働省は6月3日、2021年の「人口動態統計月報年計(概数)の概況」を公表した。
- 出生数は減少
出生数は81万1604人で、前年の84万835人より2万9231人減少し、出生率(人口千対)は6.6で、前年の6.8より低下している。 - 死亡数は増加
死亡数は143万9809人で、前年の137万2755人より6万7054人増加し、死亡率(人口千対)は11.7で、前年の11.1より上昇している。 - 自然増減数は減少
出生数と死亡数の差である自然増減数は△62万8205人で、前年の△53万1920人より9万6285人減少し、自然増減率(人口千対)は△5.1で、前年の△4.3より低下し、数・率ともに15年連続で減少かつ低下している。
死亡数を死因順位別にみると、第1位は悪性新生物<腫瘍>で 38万1497人(死亡率(人口10万対)は310.7)、第2位は心疾患(高血圧性を除く)で21万4623人(同174.8)、第3位は老衰で15万2024人(同123.8)、第4位は脳血管疾患で10万4588人(同85.2)となっている。