ニュースの要点
健康局結核感染症課は6月17日、「小児の原因不明の急性肝炎について」を公表した。
世界各国において小児における原因不明の急性肝炎が継続して報告されており、世界保健機関(WHO)では、この急性肝炎の原因特定を目的として、暫定的な症例定義を定め、各国に症例定義に該当するケースの報告を求めている。
厚生労働省ではこうした事案について、令和4年4月20日に自治体等に対し、注意喚起及び情報提供依頼、4月27日に当該事例の感染症サーベイランス及び積極的疫学調査についての事務連絡を発出している。
今回、暫定症例定義に該当する 2021年10月1日から 2022年6月16日10時までの累積報告症例数を公表した。今後も、定期的に症例報告の状況をとりまとめて公表していくとしている。