ニュースの要点
日本臨床腫瘍薬学会は、抗悪性腫瘍薬を頻繁に受け付けていない保険薬局の薬剤師が、適切に業務を遂行できるための一助として「かかりつけ薬剤師・薬局におけるがん薬物療法に関するガイダンス」を作成し公表した。
ガイダンスの内容
Ⅰ章:がん薬物療法における調剤業務の注意点
調剤指針に沿いながら、保険薬局において処方箋を扱う流れの中、抗悪性腫瘍薬の処方箋を取り扱う上で注意すべき点や行うべき事項
Ⅱ章:事例集
過去5回(2016年~2021年)の日本臨床腫瘍薬学会学術大会にて発表された、保険薬局でのがん薬物療法において参考となる事例をワーキンググループで抜粋し、改めて発表スライド並びにツールや資材の提供していただき、発表時のポスターの内容と使用しているツール(一部改変)を掲載している。ワーキンググループからはその取り組みに関するコメントとして提言という形でまとめた
Ⅲ章:がん患者への調査という視点における薬剤師によるがん薬物療法の評価
がん患者の目線から捉えた薬剤師という存在を明らかとするために、がん患者への調査という視点で薬剤師によるがん薬物療法の評価について考察