ニュースの要点
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会は9月2日、オミクロン株対応したワクチンの接種について議論された。
●1価の従来型ワクチン(武漢株)と比較した場合の、2価のオミクロン株対応ワクチンによる追加接種の有効性
- 1価の従来型ワクチン(武漢株)を上回る重症化予防効果があることが期待される
- 短い期間である可能性はあるものの、オミクロン株に対する感染予防効果や発症予防効果も期待される
2価のオミクロン株対応ワクチンが9月半ばにはBA1対応型から順次国内配送が見込まれることから、重症化リスクが高い等により、現在、接種が行われている4回目接種の対象者に対して使用するワクチンを、1価の従来型ワクチン(武漢株)から、2価のオミクロン株対応ワクチン(BA1対応型)へ切り替えることとする案を了承した。
初回接種を終了した全ての12歳以上の者に対する2価のオミクロン株対応ワクチンの接種について、国と自治体は、引き続き、10月半ばを目途に準備を進める。