ニュースの要点
ノバルティスファーマは9月14日、免疫抑制剤「サンディミュン®内用液10%」の一部の製品ロットに結晶化が確認されたため、問題の調査のため出荷を停止していた対象ロットの該当製品を自主回収(クラスⅡ)すると公表した。
回収対象となる「サンディミュン®内用液10%」の該当ロットにおけるガラス瓶容器内に、通常とは異なる結晶様物質が確認され出荷を停止していた。調査の結果、添加剤の一つであるエステル化トウモロコシ油の取り扱いが適切でなく、有効成分の想定外な結晶化により有効成分の均一性が保てず、1回の投与に必要な有効成分の量が下回るもしくは上回る可能性があることから、対象ロットの該当製品を9月9日より自主回収することした。また、次製品の供給再開は10月下旬以降を予定しているため、この間提供できる製品がなく、欠品となるとしている。