ニュースの要点
ニプロESファーマは3月1日、『ナフトピジルOD錠50mg「タナベ」』および『ナフトピジルOD錠 75mg「タナベ」』の各1ロットについて、他の有効成分(降圧剤:テルミサルタン)の混入が認められたとの報告が製造委託先(辰巳化学(株)松任第一工場)よりあった。当事象は、同社で製造を受託している他社製造販売品で同様の事象が発生し、その発生原因調査の過程で認められた。
テルミサルタンの混入量は極めて微量で、重篤な健康被害が発生するおそれはないものと考えているが、ナフトピジルとテルミサルタンは併用注意の薬剤であるため、安全性への影響が完全には否定できないことから、自主回収(クラスⅡ)することとした。