ニュースの要点
厚生労働省の「第164回社会保障審議会医療保険部会」が3月23日に開催され、医療機関・薬局のオンライン請求割合を100%に近づけていくためのロードマップ(案)を了承した。
基本的な考え方
- 本年末にかけて、オンライン資格確認の特例加算の要件緩和を含め、オンライン請求に係る周知広報を集中的に行う。
- 光ディスク等請求機関は、オンライン資格確認の原則義務化によりオンライン請求も可能な回線が敷設される機会を捉え、令和6年9月末までに、原則オンライン請求に移行する。
- 新規適用を令和6年4月から終了する。既存機関は令和6年9月末までに、原則オンライン請求に移行する。
- 光ディスク等請求を続ける機関(レセコンを保有していないが、外部委託により光ディスク請求を実施する機関など)には、移行計画の提出を求め、1年単位の経過的な取扱いとする。
⇒令和6年9月末までに全てのオンライン資格確認導入済み機関がオンライン請求に移行することを目指す。
- 紙レセプト請求機関は、あくまで経過的な取扱いであることを明確化した上で、新規適用を終了する。
- レセコン未使用の場合の新規適用を令和6年4月から終了する。(※高齢医師等については既に新規適用なし)
- 令和6年4月以降も紙レセプト請求を続ける機関は、改めて当初の要件を満たしている旨の届出を提出する。