ニュースの要点
厚生労働省は9月16日、「季節性インフルエンザワクチンの供給について」を示して、下記の事項について、予防接種法上の実施主体である市町村や医療機関等の貴管内関係者への周知と、ワクチンの円滑な流通について関係者との連携を依頼した。
- ワクチンの供給予定量等について
今冬のインフルエンザシーズンのワクチンの供給予定量は、令和4年8月時点で約3,521万本(1mL を1本に換算)の見込み(別紙1参照)であり、記録が残る中では過去最大の供給量が見込まれています。
また、今年度は9月第5週(週を数える基準日は金曜日)の時点で約1,670万本が、10月第4週の時点で約3,110万本が出荷可能と見込まれており、比較的早期にワクチンが供給されるスケジュールとなっている。 - ワクチンの安定供給に係る対策について
今年度のワクチンの供給量については、記1のとおり十分な量が見込まれているものの、南半球のオーストラリアで例年より早くインフルエンザの流行が確認されたことや、新型コロナワクチンとの接種間隔に係る規定が廃止されたこと等によりワクチン需要が増加する可能性を踏まえると、昨年度と同様にワクチンの効率的な使用と安定供給が重要となるものと考えられる。
医療現場では改めて、
- 3歳以上の者が接種を受ける場合には、医師が特に必要と認める場合を除き「1回注射」であることを周知徹底する
- 必要量に見合う量のワクチンを購入すること等を徹底することと、卸売販売業者においては、地域間、営業所間の在庫融通を積極的に行うよう依頼する