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アセトアミノフェンの「使用上の注意」改訂【安全対策調査会】

ニュースの要点

医薬品等安全対策部会安全対策調査会は7月25日、アセトアミノフェンを含有する製剤(医療用)の「使用上の注意」の改訂について等を議題として開催され、「重篤な心機能不全」「消化性潰瘍」「重篤な血液の異常」の3つの集団については、禁忌の頁から削除するとともに、使用に際して必要な注意喚起を行うことを了承した。

また、「重篤な腎障害」について、禁忌の項から削除し、投与量および投与間隔の調節を考慮する旨の注意喚起を行う。「アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者」については、単剤及びジプロフィリン・アセトアミノフェン等配合剤は、「禁忌」の項から削除し、単剤の「用法及び用量に関連する注意」の項目において、本剤1回300mg 以下とする旨の注意喚起を行う。

アセトアミノフェンは、禁忌として、「消化性潰瘍のある患者」、「重篤な血液の異常のある患者」、「重篤な肝障害のある患者」、「重篤な腎障害のある患者」、「重篤な心機能不全のある患者」、「本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者」及び「アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者」が設定されている。

アセトアミノフェンを含有する製剤(医療用)の「使用上の注意」の改訂について 厚生労働省(2023年7月 25日)

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