ニュースの要点
厚生労働省は3月29日、「第1回 抗微生物薬の市場インセンティブに関する検討会」を「抗菌薬確保支援事業の検討課題等について」を議題として開催した。
市場インセンティブの方向性
- 対象抗微生物薬を開発し、同時に当該抗菌薬の使用実績を示し販売量を適正水準に保つ試みを実施した企業に対しては、上市後の当該抗微生物薬による収入額が一定額に満たない場合、その差額を「抗微生物薬適正使用協力金」として国が支援することを検討。
- このため令和5年度から令和7年度において、日本における市場インセンティブの実現可能性を具体的に検討するため、緊要度や導入効果を考慮して抗微生物薬の範囲や対象薬剤を限定した上で、実施。
検討会の目的
令和5年度から新たに開始する抗菌薬確保支援の事業における公募及び評価等を実施するため、「抗微生物薬の市場インセンティブに関する検討会」を開催する。