ニュースの要点
厚生労働省は9月21日、都道府県と共催して、10月1日(土)から11月30日(水)までの2か月間、「麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動」を実施すると発表した。
令和3年の我が国の大麻事犯の検挙人員は、8年連続で増加し、過去最多を更新した。このうち、30歳未満の若年層が約7割を占めており、大麻乱用期であることが確実と言える状況となっている。
麻薬、覚醒剤、大麻、危険ドラッグ等の薬物の乱用は、乱用者個人の健康上の問題にとどまらず、さまざまな事件や事故の原因になるなど、公共の福祉に計り知れない危害をもたらすこととなる。一度でも薬物に手を出さない・出させないことは極めて重要であり、国民一人ひとりの理解と協力が欠かせない。
この「麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動」は、薬物の危険性・有害性をより多くの国民に知っていただき、一人ひとりが薬物乱用に対する意識を高めることにより、薬物乱用の根絶を図ることが目的となる。