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新型コロナウイルス感染症の直近の感染状況の評価【厚労省】

ニュースの要点

厚生労働省は8月4日、「第124回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」が、「現時点における感染状況等の分析・評価について」を議題として開催された。

<感染状況や医療提供体制の状況等>(抜粋)

  • 新規患者数は、4月上旬以降緩やかな増加傾向となっており、5類移行後も11週連続で増加が継続し、直近では全国の定点当たり報告数が15人を超えた
  • 地域別の新規患者数は、42都府県で前週より増加傾向にある。沖縄県では7月上旬以降、減少傾向がみられる
  • 変異株の発生動向について、XBB系統の割合が大部分を占めており、XBB.1.9系統は横ばい、XBB.1.16系統及びXBB.2.3系統は増加傾向、XBB.1.5系統は減少傾向となっている
  • 新規入院者数や重症者数は、いずれも増加傾向だが、特に7月中旬以降、重症者数が増加している(直近のデータほど過小評価となっている点に留意が必要)

<今後の見通し>(抜粋)

  • 過去の状況等を踏まえると、この夏の新規患者数の増加が継続する可能性があり、医療提供体制への負荷を増大させる場合も考えられる
  • 自然感染やワクチン接種による免疫の減衰や、より免疫逃避が起こる可能性のある株の割合の増加、また、夏休み等による今後の接触機会の増加等が感染状況に与える影響についても注意が必要

<今後の取組>(抜粋)

  • 地方自治体や医療関係者などと連携して、高齢者や基礎疾患を有する方など重症化リスクの高い方等について、ワクチン接種を行うとともに、感染拡大が生じても必要な医療が提供されるよう、幅広い医療機関で新型コロナ患者に対応する医療体制への移行を引き続き進めていく
  • 特に換気には配慮し、マスクの効果的な場面での着用、手洗いなど、基本的な感染対策に関する広報を引き続き強化していく

詳細は以下の資料をご確認下さい。

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