ニュースの要点
厚生労働省は7月21日、「発熱外来における抗原定性検査キットの配布等について」との事務連絡を発出した。現下の感染状況をみると、新規陽性者数はすべての都道府県で増加し、また、多くの地域では増加幅が大きくなるなど、急速な感染拡大が進んでおり、地域において外来医療のひっ迫が想定される状況となっている。
・現下の感染状況を踏まえ、すべての都道府県において、管内の保健所設置市及び特別区と調整した上で、以下4点の対応を実施するよう要請する。
- 薬事承認された抗原定性検査キットを、重症化リスクが低いと考えられる有症状者に対し、診療・検査医療機関(いわゆる発熱外来)において、外来受診前に配布する体制の整備
- 1により配布された抗原定性検査キットで自ら検査をした結果陽性となった方が、行政が設置し医師を配置する健康フォローアップセンター等に連絡し、医療機関の受診を待つことなく健康観察を受けることができる体制の整備
- 休日、夜間においても、重症化リスクの高い有症状者が受診できる体制の整備
- 1~3の取り組みについて、住民に対して、自治体の広報やホームページ、受診相談のコールセンターでの案内などにより、適切に周知を図ること