ニュースの要点
テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤製造販売会社は11月14日、本剤を禁忌である「重篤な腎障害のある患者」(クレアチニンクリアランス(Ccr):30mL/min 未満)に投与した症例報告が散見されており、また、これらのうち死亡の転帰をたどった症例が報告されているとして、「適正使用のお願い」を公表した。
重篤な腎障害のある患者(禁忌)に投与しないでください
- クレアチニンクリアランス(Ccr):30mL/min 未満の患者には投与しないでください
- 透析患者には投与しないでください(本剤の除去率等の十分な情報がないため)
なお、重篤な腎障害のある患者以外に本剤を投与する場合は、腎機能を十分確認し、投与の可否、クレアチニンクリアランス(Ccr)に応じた減量を検討し,また、投与後は頻回に臨床検査を行うなど慎重に観察するようにとしている。