ニュースの要点
厚生労働省は11月21日、「花粉症の治療薬に係る長期処方やリフィル処方箋の活用について」とする事務連絡を発出した。
花粉症問題の解決に向けては、様々な対策を効果的に組み合わせて実行していくため、本年4月に「花粉症に関する関係閣僚会議」が設置され、5月に今後10年を視野に入れた施策も含め、花粉症解決のための道筋を示す「花粉症対策の全体像」が示された。
「花粉症対策の全体像」が想定している期間の初期の段階から集中的に実施すべき対応として、「花粉症対策 初期集中対応パッケージ」がとりまとめられ、このパッケージにおいては、発症・曝露対策の一環として、「医療機関において医薬品を処方する場合には、患者の状況等に合わせて医師の判断により、長期処方や令和4年度診療報酬改定で導入されたリフィル処方箋を活用する方法もあるところ、花粉症の治療薬については、前シーズンまでの治療で合う治療薬が分かっているケースや現役世代の通院負担等を踏まえ、これらの活用を積極的に促進する」こととされた。
花粉症の治療薬に係る長期処方やリフィル処方箋の活用について、保険医療機関、保険薬局等に対して周知するように依頼した。