ニュースの要点
MSD株式会社は10月12日、COVID-19に対するイベルメクチンの処方について、イベルメクチン(ストロメクトールⓇ錠 3mg、以下本剤)は、腸管糞線虫症又は疥癬の治療薬として承認されている駆虫剤であり、COVID-19の治療薬としては承認されていないため適応外使用となることについて注意喚起した。
また、本邦において本剤が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に使用(適応外使用)されていることを把握しており、通常の安全性監視活動を通じCOVID-19に対して適応外使用された際の安全性情報の監視を継続しているとしている。
MSD株式会社の米国本社である Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.においても、「規制当局によって承認された添付文書に記載されている用法・用量や適応症以外におけるイベルメクチンの安全性と有効性を支持するデータは、現時点では存在しないと当社は考えます」とステートメントを発表している。