ニュースの要点
日本経済団体連合会は3月15日、「新型コロナウイルス感染症対策関する提言」を公表した。
提言は、「今後も感染の波は繰り返す。With コロナを基本に、これまでの教訓を生かしながら備えを充実する。一方で、強力な社会経済活動の制限を伴うパンデミック対策からの出口を探り、エンデミック対策に舵を切るべきである」とし、以下について対応を求めている。
1.これからの感染の波に備える─今後の感染対策
- ワクチン接種の加速
- 抗原定性検査キットを購入しやすくOTC化、政府で一定量を確保
- 治療薬等の早期承認に向けた環境整備と政府による確保
- 安心してサポートが得られる自宅療養と医療へのアクセス改善
- 変異株の特性に応じた科学的・合理的な対策
2.出口戦略の策定・実行─社会経済活動の活性化と平時からの体制構築
- 社会・国民のマインドチェンジ
- 国際的な人の往来の本格的な再開
- 感染症法の指定感染症の位置づけによる措置の簡素化等
- 業種別ガイドラインの簡素化
- 予防・検査・治療に必要な物資の安定供給を可能とする体制の整備
- デジタルヘルスの促進