ニュースの要点
厚生労働省は、3月を「自殺対策強化月間」として、自殺防止に向けた集中的な啓発活動を実施しているが、関係府省庁、自治体、関係団体における、令和4年度の取り組みをまとめ公表した。
昨年の自殺者数は、暫定値で前年を上回り、特に中高年男性の増加や小中高生の自殺者数が過去最多となっている。
自殺対策強化月間では、電話やSNSによる相談支援体制の拡充や、主に中高年層やこども・若者に向けて、ポスターや動画による相談の呼びかけなど集中的な啓発活動を実施する。
引き続き「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、自殺対策を推進していく。
また、自殺に関する報道は、その報じ方によっては自殺を誘発する可能性があるため、各メディアへ、WHOの『自殺報道ガイドライン』を踏まえた報道を行うように、自殺対策への協力を依頼した。