ニュースの要点
厚生労働省は5月20日に、「マスクの着用の考え方及び就学前児の取扱いについて」とする事務連絡を発出した。
新型コロナウイルス感染症の基本的な感染対策として、マスクの着用は極めて重要であり、会話をする際等にはマスクの着用を依頼してきた。このマスク着用に関しては、どういった場面で外してよいのかという声や、マスク着用が長期化する中で表情が見えにくくなることによる影響を懸念する声がある。また、これから気温・湿度が高くなる季節になるため、マスクを着用していると熱中症のリスクも高くなることが懸念される。
令和4年5月19日の厚生労働省アドバイザリーボードにおいて、屋外と子どものマスク着用についての考え方が示された。こうしたことを踏まえ、基本的な感染対策としてのマスク着用の位置づけを何ら変更するものではないが、今般、「身体的距離が確保できないが、会話をほとんど行わない場合のマスク着用の考え方を明確化するとともに、現在、オミクロン株の特徴を踏まえ、一時的に、対応を強化してきた保育所等における2歳以上の子どものマスク着用について、オミクロン株への対応以前の取扱いに戻す」こととした。