ニュースの要点
内閣官房医療DX推進チームは3月8日、医療DXの推進に関する工程表(骨子案)について、パブリック・コメントの募集を開始した。
基本的な考え方
DXとは、Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略称で、デジタル技術によって、ビジネスや社会、生活の形・スタイルを変える(Transformする)こととされている。
医療DXとは、保健・医療・介護の各段階(疾病の発症予防、受診、診察・治療・薬剤処方、診断書等の作成、申請手続き、診療報酬の請求、医療介護の連携よるケア、地域医療連携、研究開発など)において発生する情報やデータに関し、その全体が最適化された基盤を構築し、活用することを通じて、保健・医療や介護関係者の業務やシステム、データ保存の外部化・共通化・標準化を図り、国民自身の予防を促進し、より良質な医療やケアを受けられるように、社会や生活の形を変えていくことと定義する。
医療DXに関する施策を推進することにより、以下の5点の実現を目指していく。
- 国民のさらなる健康増進
- 切れ目なくより質の高い医療等の効率的な提供
- 医療機関等の業務効率化
- 人材の有効活用
- 医療情報の二次利用の環境整備