ニュースの要点
厚生労働省は2月16日、「医療情報システム安全管理ガイドライン第 6.0 版」の骨子(案)を公表し、パブリックコメントを開始した。
骨子(案)では、ガイドライン第 5.2 版の本編と別冊について、内容面の必要な見直しを行った上で、対象とする読者類型ごとに分冊化を行い、4編構成とする。
- 第 6.0 版の骨子(案)
- 各編に共通する前提内容を整理した概説編(Overview)
- 医療機関等において組織の経営方針を策定し意思決定を担う経営層を対象とした経営管理編(Governance)
- 医療情報システムの安全管理(企画管理、システム運営)の実務を担う担当者を対象とした企画管理編(Management)
- 医療情報システムの実装・運用の実務を担う担当者を対象としたシステム運用編(Control)
- 各医療機関等が、それぞれの特性に応じたかたちでガイドラインを遵守し、必要な安全管理を確保できるよう、医療機関等の組織体制(専任のシステム運用担当者の有無)や稼働している医療情報システムの構成(オンプレミス型/クラウドサービス型)、採用しているサービス形態(医療情報システム・サービス事業者による提供サービスの範囲)等に応じたガイドラインの参照パターンを例示するとともに、当該パターンに応じた参照項目を示すこととする
- 4編に加え、Q&Aや用語集、小規模医療機関(病院、診療所、薬局等)向けの特集、サイバーセキュリティ対策に関する特集等により、4編の内容面の補足を行うものとする