ニュースの要点
厚生労働省は2月29日、「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向令和5年度10月号」を公表した。
概要
- 令和5年度 10 月の調剤医療費(電算処理分に限る。以下同じ。)は 6,922億円(伸び率+7.3%)で、処方箋1枚当たり調剤医療費は 9,131円(伸び率▲1.3%)
調剤医療費の内訳は、技術料が1,922億円(伸び率+8.0%)、薬剤料が4,987億円(伸び率+7.0%)、薬剤料のうち、後発医薬品が985億円(伸び率+6.3%) - 薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋1枚当たり薬剤料5,162円(伸び率▲2.6%)を、処方箋1枚当たり薬剤種類数、1種類当たり投薬日数、1種類1日当たり薬剤料の3要素に分解すると、各々2.77種類(伸び率▲0.0%)、26.7日(伸び率▲2.8%)、70円(伸び率+0.3%)
- 内服薬の薬剤料3,913億円(伸び幅+217億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのはその他の代謝性医薬品の739億円(伸び幅+58億円)で、伸び幅が最も高かったのは化学療法剤の+88億円(総額227億円)