ニュースの要点
厚生労働省は1月31日、「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向令和5年度9月号」を公表した。
概要
- 令和5年度9月の調剤医療費(電算処理分に限る。以下同じ。)は 6,892億円(伸び率(対前年度同期比。以下同じ)+7.2%)で、処方箋1枚当たり調剤医療費は 9,468円(伸び率+0.3%)。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,839億円(伸び率+6.2%)、薬剤料が5,040億円(伸び率+7.6%)、薬剤料のうち、後発医薬品が944億円(伸び率+3.3%)。 - 薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋1枚当たり薬剤料 5,506 円(伸び率+0.8%)を、処方箋 1 枚当たり薬剤種類数、1種類当たり投薬日数、1種類1日当たり薬剤料の3要素に分解すると、各々2.76種類(伸び率+0.3%)、27.1日(伸び率▲4.4%)、74円(伸び率+5.2%)。
- 内服薬の薬剤料4,008億円(伸び幅(対前年度同期差。以下同じ。)+290億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのはその他の代謝性医薬品の722億円(伸び幅+38億円)で、伸び幅が最も高かったのは化学療法剤の+307億円(総額438億円)。